みなさんは、冷麺って食べたことありますか?
そう、あの冷たくてさっぱりしていて、とってもおいしい韓国料理です。
今回は、韓国本場風の本格的な冷麺を食べられる赤坂のお店、チョンソル(青松)に行ってきた語学愛好会の会員が食レポをします!
冷麺ってどんな料理?
現在、韓国(含む朝鮮半島全体)で食べられている冷麺には主に2種類あります。「平壌冷麺」もしくは「水冷麺」(물냉면)と、「ピビン冷麺」(비빔냉면)です。
平壌冷麺は文字通り、北朝鮮の首都、平壌が発祥の冷麺であり、汁が多くてさっぱりした味がするのが特徴です。実は、本場の平壌では辛くない味付けをするのが一般的らしいですね。
具は主に、トンチミ、ゆで卵、きゅうり、牛肉などで、梨などの果物が入ることもあります。
平壌の冷麺店といえば、「オンニュガン」(玉流館/옥류관)が有名みたいですね。一度は行きたいものです。日本人が行くのはちょっと怖いですけどね…
(引用:https://namu.wiki/w/%EC%98%A5%EB%A5%98%EA%B4%80)
一方のピビン冷麺は、ハムギョンナムド(咸鏡南道/함경남도)のハムン市(咸興市/함흥시)という、北朝鮮第2の都市が発祥と言われていますが、どちらかと言うと南側で好まれている種類です。
特徴としては、スープがなく、ヤンニョムなどが入った辛い調味料をそのまま麺にかけて混ぜて食べる、混ぜ麺であることです。
平壌冷麺の歌
北朝鮮の曲に『平壌冷麺が一番だ』っていうのもあるくらい、朝鮮民族の民族料理としてのステータスは高いみたいですね。
ちなみに歌詞の内容はほぼプロパガンダです。
MVにも玉流館が出てきてます。
赤坂の韓国料理店「チョンソル」
さて、今回のメインテーマである韓国郷土料理店「チョンソル」は、地下鉄の赤坂駅・赤坂見附駅・溜池山王駅などから歩いて行ける距離にあります。
もともと赤坂は在日韓国人が多い地域らしいですね。韓国食料品店なんかもあって、韓国の風を感じられました。
訪問した時間はちょうどお昼どきで、キムチ食べ放題でコスパ抜群のランチメニューを頼むことができました。
メニューは平壌冷麺、ピビン冷麺などの定番の冷麺に加えて、プルコギ定食など幅広く用意されていました。
食べ放題のおかずには、日本でも一般的な白菜キムチに加えて、カットゥギ(大根のキムチ)や、さきイカの辛い味付けしたみたいなやつもあって、十分満足できる内容でした。
私は結局、1200円の平壌冷麺を頼みました。
実際に運ばれてきた平壌冷麺の写真はこんな感じです。
麺は細めで、ハサミで切って出してくれたので食べやすかったです。
スープはさっぱりして出汁もきいてて最高でした。トンチミの風味もよかったです。本格的な半島の味っていう感じ。
日本で、しかも東大の近くでこんな本格的冷麺が食べられるなんて感動です。
日本の焼肉屋とかで一般的に出てくる冷麺って、トンチミじゃなくてキムチが入ってたり、肉が入ってなかったりと、日本で手に入れやすい具材で、日本人向けな味付けに作ってありますよね。
(以下、比較用の画像です)
まあ、これはこれでおいしいんですけどね。
でもやっぱり、せっかく冷麺食べるならお肉もほしいって感じます。
日本の料理って基本お肉少ないよね。
最後に
東大語学愛好会では、こんな感じで会員のみんなで美味しい外国料理を食べに行く活動を定期的にしています。
活動報告として食レポをぼちぼち上げていこうと思うので、楽しんでください。
それではまた。안녕히 가세요!
(韓国語で「さようなら」)
文責:田中じゅん
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